薄板研削・研磨技術

SHEET POLISHING TECHNOLOGY

こんなことでお困りではありませんか?
  • 素材厚みt0.5程度の薄板研削・研磨加工ができませんか?
  • 非磁性材の薄板研削・研磨加工をお願いできませんか?
  • 200~300枚の薄板研削・研磨加工の量産加工に対応していただけますか?
  • 薄板の研削・研磨後の素材板厚のバラツキを揃えて加工できませんか?

「薄板研削・研磨技術」のニーズ

近年、自動車・航空機・半導体などの幅広い分野で高精度な薄板の需要が高まっています。
その際、開発・試作用途などで使用される場合は、少量だとしても、素材の製造ロット(溶解や圧延など)の制約などから必要以上の重量・費用を要する場合があります。

また、チタン材などの板圧延は、厚みが薄くなるほど加工硬化を発生させてしまうリスクもあり、材料を軟化させるため複数回の焼鈍が必要となり追加費用が発生します。
それに対して、所定の板厚を研削または研磨によって仕上げる為、必要とされる最低数量での調達が可能となります。

「薄板研削・研磨技術」の加工実績

研削マスターズでは、60年以上にわたって蓄積してきた研磨技術を活かし、薄板の研削・研磨技術に関する加工ノウハウが確立しております。
高速度工具鋼や合金工具鋼、超硬の他、インコネル、ステンレス鋼、チタン材といった着磁しない非磁性材においても加工が可能です。
平面研削盤による研削加工以外に、表面粗さが要求される製品はラップ盤による研磨加工にも対応可能です。

薄板を研削する上で製品の変形を抑える為には、必要以上の加工応力(研削抵抗)を掛けずに削ることが重要です。
その工夫として、砥石の回転数や切り込み量の調整、テーブルスピードなど材質や製品仕様に合わせて調整しています。
特に非磁性材の研削では、材質や形状・品質条件により、その製品にあった研削方法(砥石選定やチャッキング方法)で加工しなければなりません。

また研削砥石は、砥石メーカーと被削材や加工条件に合わせた砥石開発から進めており、加工及び品質に最適な条件を追及しています。

「薄板研削・研磨技術」の精度

t0.65×100×500mmの薄板において公差レンジ0.06mmの厚み精度加工の実績がございます。

薄板加工寸法実績
研削・・・t0.25mm
ラッピング・・・t0.5mm(さらに薄いものにもチャレンジいたします)